アルミニウムのプラズマ電解酸化皮膜は、硬度・耐疲労強度・耐熱性を有する多孔質皮膜です。
100μmまで厚膜可能で、カラーは白色系、黒色系が選択できます。
電解液中での水中プラズマにより金属表面が速やかに反応し、表面に微細構造を有するセラミックス結晶性皮膜を形成します。
皮膜はエッジ部や孔、起伏部等にも均一に形成可能であり、電気めっきやアルマイト等、通常の表面処理に見られるコーナー欠陥が起こらないという特徴があります。
さらには表面の曲げ変化にも強く(耐疲労強度)、耐摩耗性・耐薬品性・耐熱性を有した皮膜は高速回転翼の様なタービン類にも優れた効果を発揮します。
チタンのプラズマ電解酸化皮膜(Ti-PEO)は、通常の陽極酸化では成しえない厚膜が可能で、30μm程度まで成膜できます。
高い放射率・耐光性を有する皮膜です。
カラーは灰色系、黒色系が選択できます。
マグネシウムのプラズマ電解酸化(HAE & W-HAE)処理も当社では取り扱っております。
HAE皮膜は硬度・絶縁性・耐熱性に優れたノンクロム酸皮膜で、20μmまで成膜できます。
黒色も可能であり、封孔処理をして塗装無しでも使用可能です。
HAE皮膜よりもさらに耐食性・面粗度特性を向上させた皮膜で、10μmまで成膜できます。
W-HAE皮膜は白色皮膜のため、染色が可能です。